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天津爆発事故 地元住民を口封じか

2015年08月21日

【新唐人2015年08月21日ニュース】

12日、天津(てんしん)市で爆発事故が起きた後、現地住民やネットなどに対し、厳しい情報封鎖が行われ、中国官製メディアは14日、360以上の天津爆発の情報を発したミニブログとチャットのアカウントをブロックしたと報道しました。

 

天津市民の張さんは、「爆発の発生後、多くの住民は、監視され口封じされる。ネットに繋がらないので、テレビをみるしかないが、毎回こういう事件が起きると、テレビは基本、政府のことばかりを宣伝している」と話しています。

 

天津市民 張さん   

「我々の所(派出所)の所長は明け方には全ての家を回りました。住民たちが事情に一番詳しいので、我々に喋らせないようにいつも睨みを利かせているようです。私たちがネット上で何をしても、すぐ分かると言われました。私のPCは今まったく開けない状態です。この工場が誰かの官僚と関係あるに違いありません。間違いなくバックがいるはずです」

 

また、13日から15日、中国で最も使用頻度の高い検索サイト『百度(バイドゥ)』と『貼吧(ティエバ)』掲示板が開けず、14日には一開けましたが、ふたたび開けなくなったそうです。中国当局のファイアーウォールは、国内から海外サイトへ海外から国内サイトへのアクセスを両方ブロックできると、中国のネットユーザーは話しています。

 

中国大陸ネットユーザー

「中国のファイアーウォールによる、ネット制限などの策略はその都度変わります。今回開けたサイトが次回は開けなくなったケースはよくあります。ウェブサイトも同じように一部IPアドレスに対しアクセス禁止ができます。(天津爆発)この事は重大なことなので、百度にアクセスさせないでしょう」

 

ある削除されたブログでは、同ブログの文章が作成された時点までに、天津爆発で市民482人が死亡し、集中治療室に運ばれた52人に命の危険があり、消防隊員400人以上が二度の爆発で全員死亡したようだ。爆発の中心から1平方キロメートル以内の最も近い住宅地が全部壊滅し、一人の生存者もいないようだと伝えています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。  

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/08/15/a1217626.html(中国語)                                         

(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/尹)

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